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ぼぶろぐ テニスにまつわるよしなしごとをそこはかとなくかきつづれば……(つづく)←ウソ

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テニスと博打とアドレナリン

何と理不尽なスポーツであろうか。

そりゃぁ、もちろん。テニスのことである。

ボールを入れなければいけないエリアが制限されているとはいえ、いきなりフルスイングで試合が始まるテニス。こんなに圧倒的な力関係でスタートするスポーツがほかにあるだろうか、いやない(反語)。

サーブ004 いきなりこれだもん。

野球のピッチャーだって思いっきりバッターに対してボールを投げているではないか。そういうご指摘もあろう。しかし、ランナーを背負えばセットポジションだ。けん制もしなければいけない。完全試合ペースで試合が進まない限り、常に100%の状態で投球することはできないのだ。

サーブ003 あんまりだよ!

しかし、テニスのサーブは常に100%だ。
サーブの邪魔をするのは、●谷球技場名物の強風くらいのものだ。

例えるなら、ペナントレース開幕と当時に首位と8.5ゲーム差。そんな気分。
例えるなら、藤波辰巳との試合へ向かう途中に、テロリスト・藤原義明に襲撃され、血まみれでタイトルマッチのリングに上がった長州力な気分。

サーブ002 殺す気か!

サッカーになぞらえるならば、センターサークルではなく、いきなりPKから試合が始まるようなもの、と言えるだろう。

PKの際、キーパーは反射神経でゴールを死守することは不可能とされている。洞察力と読み、そして己のカンを頼りにダイブするという。

それと同じことをレシーバーはサーブのたびに行わなければいけない。
何と博打制高いスポーツであろうか。

サーブ001 そりゃー、小指も立つよ!

テニスのどこが貴族のスポーツかと言いたい。

スカートの裾を両手で持ち上げて足をクロスさせ、かわいらしく女王様に挨拶をした後に、賭場へと足を踏み入れているのと同じではないか!

そして……

オレ様は博打運がちかっぱ悪いのだ!!
……と、自分の勝率の低さを無理矢理肯定する今日この頃。

んが、しかし。

博打性が高いからこそ、人を魅了するのも真理であろう。
前述のサッカーにおけるPKを、観客が固唾をのんで見守っているのがその証だ。

そんなPK級の緊張感をサーブのたびに味わえるのがテニスだ。

嗚呼、何と魅惑的なスポーツであろうか。

レシーバーとして相手のトスを目で追う時、オレ様のアドレナリンは放出されまくりなのだ。

サーブ005 こげんして取れたら格好いいんやけどね~
テニスコラム | 投稿者 Bob 22:42 | コメント(1)| トラックバック(0)